【バンコク】東洋と西洋が交わる、ジム・トンプソンの家

Works

秋休みを利用して、タイ・バンコクへ行ってきました!

タイは、その華やかな食事はもちろんのこと、陶磁器、ファブリック、香りなど暮らしを彩るアイテムの品質が素晴らしく、文化的な豊かさを感じる滞在になりました。

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まずは、バンコクで一番行きたかった場所、「Jim Thompson’s House Museum」から。

室内を見学するには、40-45分ほどのツアーに参加する必要があります(言語は選べます)。10歳未満無料。

English tourは出たばかりだったのか、45分後のスタートということで、スタートまで隣のショップで時間を潰すことに。とはいえ、これだけの商品ラインナップをこの空間で見られるなんて、それだけで、気持ちが上がります。

インテリア仲間にもファンが多い、ジム・トンプソンのタイシルクを核としたファブリック。滑らかな手触り、鮮やかな発色、エキゾチックで美しいプリント模様。

二階にはカフェが併設されていて、この色使いがもう最高でした。

クッションの手触りを確かめながらお茶できる幸せ。多肉植物が植えてある陶磁器も席によって違ったり、ナプキンの色合わせまで楽しく、店員さんやスタッフさんの服装も素敵でした…!突然のスコールで景色が濡れていく様さえ美しい。

さて、ここを作り上げたジム・トンプソン氏は、数奇な運命の持ち主で、第二次世界大戦前までアメリカで建築士として働くも、従軍後タイに派遣されます。そこで、現地のシルクの手織りの美しさに魅せられ、その普及で成功を収め、この家を建てますが、61歳の時、マレーシアでの休暇中に忽然と姿を消し、今なおその失踪は謎のベールに包まれています。

タイの伝統的な平家の意匠を用いながらも、階段を室内に引き入れたり、トイレを室内に作ったり、椅子生活を取り入れたりと、快適な生活を追求した住まいは、さすが建築家の視点。

そして、何より、彼の審美眼によって選び抜かれた周辺諸国の古美術のコレクションは、息をのむほど。

ツアーは途中でぶつからないようにコントロールされており、少ない人数で間近に美しい調度品を見ることができます。まさに東洋と西洋が交わる唯一無二の世界観でした。

ちなみに、室内は撮影禁止と事前にネットでは見ていたのですが、今回のツアーでは、カメラの持ち込みも許可いただけ、各部屋ごとに、説明後少しだけ撮影できる時間を取ってくださいました。ガイドさんにご確認なさってくださいね。(ただ、室内は薄暗いので写真難しかったです…!なので、目にもしっかり焼き付けて…)

これだけ贅沢な場所なので、さぞ辺鄙な場所にあるのかと思いきや、Central World Plazaなどがある繁華なSIAMからBTSで一駅ほど(徒歩圏内)という好立地。私たちはBTSのNational Stadium Station Exit1から徒歩で向かいましたが、駅にも標識が出ていて、迷わずいくことができました。

向かう道も風情ある建物があり、気持ちのいい道でした。

 

⬇️お友達のAKOさんが以前行かれていた記事、わかりやすくて、とても参考になりました!

JIM THOMPSON House & Museum

6 Kasem San 2 Alley, Wang Mai, Pathum Wan, Bangkok 10330

 

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