＜尖沙咀＞王道がここに。点心も北京ダックも幸せしかない！

2023.03.03

香港gourmet

先日、リニューアルオープンしたばかりのREGENTで朝食をした時、「次は、是非とも中華へ」と願った通り、今週「麗晶軒（Lai Ching Heen）」へ行くことができました♡

インターコンチ時代には残念ながらお伺いできなかったので、初です！

テーマの翡翠色とそれを引き立たせる黄金色が、目に鮮やかに飛び込んでくる入り口。ビクトリアハーバーを目前に臨む素晴らしい借景に、落ち着いた配色が調和した空間設計。

ウェイティングエリアだけでも数組が座れるほど、ゆったりとしたレイアウトも贅沢。活けられた花までも完璧に色合いが整っており、久しぶりに美しい色彩に癒されました。

翡翠のプレイスプレートが整然とテーブルに並ぶ様も、メニューまで翡翠色なのもチャーミング。なお、ホームページにはランチコースがなかったのですが、平日はビジネスランチが千香港ドル位からであるようです。今回は、アラカルトで注文しました！

お茶と突き出しのナッツ、ソースの説明をしていただきながらお料理を待ちます（お茶も都度入れてくださっていました）。そういえば、どのソースも魅力的だったのに、どのお料理も完成されたお味で、ほとんど出番がなかったのが残念！

そうこうしているうちに、お待ちかね点心三種…♡これがのっけから最高に贅沢なお味で、点心というより、もはや贅を詰め込んだ一品を三つも一度にいただいているような気分。

真ん中の蟹爪は見た目のインパクトに負けないくらい蟹のお味が詰まっていましたし、右奥のロブスターとトリュフのタルトは、チーズの香りまで素晴らしく、鼻に抜ける魚介とトリュフとあいまって幸せしかない！という気持ちに。さらに左奥のアワビのパイは、口に入れた瞬間、おもわずふっと笑みがこぼれたほど。

点心盛り合わせは二種類あり、別の方はこちらを召し上がっていました。これもまた美しく、美味しそう。次回どちらにするかは悩んでしまう…！

さて、ここまででもすでに十分満足、という気持ちだったのですが、今日のメインイベントは北京ダック。これは24時間前までに予約が必要です。予約の際にだいたい20ピースと教えていただきましたが、8人だったので24ピースでご用意くださいました。

特筆すべきは、すべて皮だけ（身は一切なし）でサーブしてくださったことと、一緒に巻く具にパイナップルやポメロ（グレープフルーツのような果物）が用意されていたり、ソースも梅を感じるような爽やかなものがあったりと、とてもフルーティーな味わいだったこと。皮もごくごく薄く、とっても好み。

身はレタス包みと、湯葉揚げの二種類に形を変えて登場するのも、こちら流。レタス包みにした身の部分のしっとり感もとてもよかったです。

一品一品が贅沢なこと、お話しながらということもあって、ここまででお腹もいい感じに。そこで、ご飯ものは、蟹爪のおこげあんかけと、蓮の葉の包み蒸しを取り分ける形でお願いしました。

特に、左の蟹爪のおこげは、旨味がうんと凝縮していて締めに最高。あんかけの中にさくさくっとしたお米が入っているので、お腹がいっぱいでも軽くするするっといただけます。蓮の葉のはチャーハンのようにしたご飯に蓮の葉の香りがほんのり。見た目よりもボリュームがありました。

残念ながら、私はここでタイムアップ。デザートはパスしてしまったのですが、プレゼンテーションも素敵だったそうなので、次回は絶対デザートまでお願いしたいと思います！

ちなみに、レタス包みの時点で、このままだとご飯ものの前に私は抜けないといけないな…という感じで、退席したい時間を伝えて少し早めに持ってきていただくようにお願いすると、そこにぴったりになるように調整してくださって、そのあたりも本当にさすがのサービスでした。全員が早く出るわけではなかったので私だけ失礼すればいいかなと、ホテルの方にはお伝えしていなかったのですが、こちらのペースを見ながら進めてくださっていたので申し訳なく、次回は、ちゃんと最初にお伝えしておかなくてはと反省。

日本語の堪能なスタッフの方がついてくださっていたり、付かず離れずのサービスで、とても気持ちのいいひと時を過ごさせていただきました。