インターのESL事情と、日本で使っていた英語教材について
香港に来た時、年長だった長女。
保育園で週に一回英語のクラスはありましたが、英会話教室などには通っておらず、英語を話せるレベルには全くありませんでした。そこで、ESLのある学校を探すことにしたのですが、実は、最初の英語のレベルチェックではいい評価をいただけて、結果的にESLクラスは半年ですみました。その辺り、やっていてよかった「おうち英語」的取り組みのことを書いてみたいと思います。
ESLクラスは、英語を母国語にしない子どもに体系だって英語を教えてくれる、心強いシステムです。しかし、その間は英語の時間は取り出し授業になってしまうので、長くいると、クラスの英語が流暢な子たちの中には入って行きづらくなる可能性が高く、ぐっと集中して早く上がっていけるのが、いい形ではないかと思います。
日本でどんな「おうち英語」をしていたかというと…
遡ること私が学生の頃、私は、英語を勉強するのが大嫌いな子供でした。
なぜかと言うと、「I’m fine.」じゃない時に、「fine」とは言えない、と思っていたからです(!)
もともと、一人で何かをする方が楽しいタイプ。英語とか日本語とか関係なく、上っ面な会話にあんまり興味がなくて…。
しかし、大学受験の段になり、流石にこのままだと行くところがないと、本腰を入れて勉強し始めた訳ですが、高校レベルになると、口語ではなく文語になり、構文などが重視されるようになりますよね。それで嫌いになる人も多いと聞きますが、読書好きな私にとって、読めさえすれば、日本語でも英語でも構わないわけで、それでようやく楽しくなり始めました。読める内容が、年齢に追いついてきたのもよかった。
特に、英語の語順と日本語の語順が異なるために、頭にイメージを立ち上げる時の順序が違うのが、面白くて、原語で読む楽しさに気づいたのが、私にとっては、大きな出来事だったように思います。
その親に育てられた長女は、(申し訳ないながら)発語はとんでもなく遅く、保育園では誰よりも早く絵本をスラスラ読めるようになりました。なので、日本にいるうちは、年齢相当の英語絵本を読めるように、と言う観点で教え始めたのが4歳。
保育園児の娘に使った教材
▶︎アルファベットの書き取り
▶︎ベーシックな名詞、動詞、前置詞など
日本の教材は、「pen」とだけ書いてあるのがすごく違和感があり、「a/the pen」と書いたものを探し回りたどり着いたワーク。ネイティブと話す機会がないからこそ、こう言う体で覚えなければならないものは、早くからやっておくべきだと思っていました。
LONGMAN ENGLISH PLAYBOOKS
▶︎スペルをみて、発音がイメージできるように
Oxford PhonicsWorld
▶︎英語の短い短い絵本を少しずつ読んでみる
Oxford Reading Tree
この英語の絵本は、見学に伺ったインターでも置いてあり、レベルを伝えるために「これで練習しています」と言うと、「珍しいですね、英語の先生ですか?」と言われた時代。
このテキストも今では珍しくないのだと思うのですが、この頃「おうち英語」という言葉は多分まだなくて、英語苦手なりに「やっていることはどうやら間違いではなさそうだ」と言うのはとても嬉しいことでした。コロナ禍をこえた今なら、オンラインなどで、いい教材やレッスンがありそうですよね^^
さて、この経験が、少しでも役に立つのか?
分かるのはもう少し先になりますが、随時、取り組みも触れていければと思います。
⬇️一年後、こんな感じになりました。
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