香港の美しきコロニアル建築でいただく美食、二選
先日、香港旅行のご相談を受けていたときのこと。
香港ってモダンなホテルや商業施設は多いのですが、オリエント、シノワズリを感じるものって意外にないんですよね…という話になり。今週は、私が訪れたことのある中で、「コロニアル様式」を用いたおすすめホテルレストランを二つ、ご紹介します!
「コロニアル様式」とは、植民地時代にイギリスをはじめとする宗主国が、植民地に持ち込んだ文化と、現地の風土が相互に影響して生まれた建築様式。均整が取れたシンメトリーの様式美とリラックスした雰囲気が融合したスタイルが人気です。アジアにおいては、シンガポールの「ラッフルズ・ホテル」が有名。
ペニンシュラが手がける海辺のレストラン/Verandah
観光地としても人気の高いレパルスベイにあり、映画「慕情」の舞台となったことでも有名な「Verandah」。香港滞在中に一度は訪れたいレストランとして、国籍問わずとても人気がある場所です。
コロニアルスタイルらしく大きくとった窓から、小鳥の囀りがきこえてきます。
ブランチ/ランチ/アフタヌーンティー/ディナー の中で、私たちが家族でお邪魔したのはランチ。夜も素敵なのだと思いますが、この雰囲気はぜひ明るい時間帯に楽しんでいただきたいです。
なんとも美しいお料理とプレゼンテーションの数々。
お料理は、正統派フレンチの中に、アジアンな遊び心もあり。ボリュームたっぷりなので、お腹はぜひ空かせていらしてください。
この時はランチコースを注文しましたが、デザートが二段トレーで、小菓子は銀器のコンポートにてサーブされたのも、テンションが高まりました♡
予約とメニュー詳細はこちらから。
ピンクイルカで人気の「大澳」に佇む/Tai O Heritage Hotel
香港国際空港があるランタオ島の西端に位置する大澳。東涌駅からランタオバス11番に乗って45分ほどの場所にあります。(香港島からフェリーで梅窩経由して行く方法もあります)
こじんまりとした香港においても、往復になかなか時間のかかる場所なのですが、「香港のベニス」(これはちょっと言い過ぎ笑)とも言われ、ピンクイルカウォッチングのボートも出る、人気の観光地のひとつです。
その中心地から、島の先まで海沿いを20分ほど散策したところにある小高い丘にあるのが、Tai O Heritage Hotel。コロニアル様式の旧警察署を2012年に改装してオープンしたホテルとのことで、白亜の建物に二種のランタンが並ぶ様子が美しいですよね。
この時は、レストランだけ利用させてもらったので、宿泊はしていないのですが、サイトを見ると、イギリス調のインテリアは「ローラアシュレイ」の世界観。
レストランは階段を上がって、パノラマの海を見渡す場所にあります。
こちらは夕食でお邪魔しました。カジュアルな雰囲気ながら、大澳名産であるエビのペーストを使ったお料理など、洋や中華のラインナップが充実。
暮れていく陽を見る素敵なひととき。館内ツアーもあるようなので、次回行ってみたいです!
休日や連休は、東涌からのバスがとにかく混むので、バス待ちに時間がかかることも。短期の香港旅行だとさすがに難しいと思いますが、香港在住の方、これまで香港の中心地は生き尽くしてのんびりしたい方にはぜひおすすめしたい場所です^^
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