<長州島>香港歳時記|世界の奇祭、まんじゅう祭りに初参加

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来港当初、香港で変わったお祭りがあると聞いて、気になっていた『長洲太平清醮』。通称、饅頭祭り。「平安」と書かれたお饅頭のタワーをよじ登るのがハイライトなのですが、夜遅くのイベントで人出も多いため、行きたいリストから外していたのでした。

ところが、5月頭の連休最終日にふらっと長州島にサイクリングに行ったら、なんとお祭りの当日。8時に中環を出るフェリーに乗ったので、人出はそこそこながら、すでに島全体は飾り付けられ華やかな雰囲気に。

しばらく散策していると、どこからともなくお囃子の音が聞こえて…お練りに遭遇!

思わずテンション高まり、後をついていったところ、激しく踊り狂う角のある神獣が見えてきて…

さらに進んでいくと、本会場に到着

定かではないのですが舞麒麟なのかな?(香港政府のサイト)が、お饅頭タワーに向かって激しく舞う!

一帯は、線香がたくさん炊かれていて、お囃子の大音量とともに、最高にお祭りな雰囲気です。

その後、いくつかの祠の前で踊った後、舞台へ。動きの激しさが伝わるでしょうか??

ダイナミックな頭の動きはもちろんのこと、驚くべきは、後ろの尻尾側の人の華麗なる足捌き。表情豊かな表現で、尻尾を振ったり、飛んだり跳ねたり。これ、ずっと中腰や屈んだ状態で…た、大変!

調べたところ、このお祭りはもともと疫病を鎮めるために行われたのが発端のようで、私たちも香港に健康に住まわせていただいていることを感謝して、お線香をあげました。

色とりどりのお供物や、美しい刺繍を施された旗。

その後も、続々と揃いのTシャツを着た隊列が広場に入ってきました。いろんな色のいろんな神獣たちが艶やか。

せっかくなので、平安饅頭も一番並んでいたお店で買いました(これも調べたら、エリート後継息子さんが活性化させ、今のブームにつながっているのだとか)。

近くにもう一店舗人気店があり、そちらも行列でしたが、独断と偏見で「こちらの方がふわふわな気がする!」と並んでみました。お味は3種類。四個から6香港ドルの箱に入れてもらえます。

買ってきたのは、こちら。米粉をつかった蒸しパンということを後から知ったのですが、食べただけだと小麦粉が入っているかはわからず、次回お店に行った時にきいてみなくては…。

餡の量は思ったより少なかったけれど、むっちりふかふかの生地となめらかな餡の相性は抜群。やはり我が家での一番人気は小豆のあんこでした。

午後2時からは、著名人や歴史上の人物などに子供が仮装して練り歩くパレードがあったようなのですが、それを見終わってから帰るとフェリーが長蛇の列ということで、今回は、ランチ前に退散して帰ってきました。

香港のお祭りは行ってみたいけれど、「フェリーで待ちたくない方」「朝の方が都合がいい方」にとってもおすすめでした。人もそこまで多くないし、たっぷり香港文化を浴びられた気がします。

今月末(2025/5/31)には、ドラゴンボートフェスティバルも控え、香港のイベントシーズン。

迫力のドラゴンボートフェスティバル in 香港(香港仔、赤柱)

翌週2025/6/6-7には、尖東のプロムナードで国際ドラゴンボートレースも開催される予定ですので、ご興味がある方はぜひ足を運んでみてください!

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