新年快楽|利是の渡し方

海外赴任AtoZ
新年快楽!
3年ぶりに香港で過ごすお正月🧧利是(ライシー)も準備しました。紅包(ホンパオ)やRed Pocket(レッドポケット)とも言いますが、これは香港版お年玉と言った感じのもので、日本と違って20HKD~と少額なかわり、親戚以外にも配り歩きます。
なので、来たばかりの頃は、誰にどんなタイミングで配ればいいか掴めず、出歩くのもドキドキしたものでした^^

こんな感じの赤い袋に入れます。街中でも時期になるとお店が出ますし、会社や銀行、また、お買い物したときに、ショッピングモールやハイブランドなどからもいただけたりします。
香港に来たばかりだと、一番渡す機会が多いのは、マンションのコンシェルジュさんや清掃スタッフさん、ヘルパーさんなど。面白いことに、旧正月の一週間前くらいから、今まで見たことのなかったスタッフさんがわらわら…とロビーをうろうろし始めます(裏方さんなのか新人さんなのか…詳細は謎なのですが^^;)。
以前は、50HKDと20HKDを別の袋に入れて渡し分けていたのですが、咄嗟にどっちがどっちだっけ?となるので、今は全てに20HKDを入れて、袋の数で調整。特にお世話になった方には100HKDを入れたものを用意しておいても。お札は基本的には新札を準備します。旧正月の一週間前ごろから銀行窓口がすごく混むので、ご注意ください。

また、香港人ファミリーと旧正月に会う時は、子供にいただいてしまうケースがあるので、準備しておくと安心です。会社では、上司が未婚の部下へも渡すことが多いよう。
渡すときには、「新年快楽(サンニェンクワイロッ)」、お金持ちになれますように「恭喜發財(ゴンヘイファッチョイ)」と言葉を添えます。いただいたら、健康でありますように「身體健康(サンタイギンホーン)」、思い通りにいきますように「萬事如意(マンシールーイ)」など縁起のよい言葉でお礼を伝えます。
ちなみに、先日、ヨーロッパ暮らしの長い中国人家族とその話をしていたら、彼女の故郷では日本のように親族にしか渡さないらしく(年長者に渡すのは日本と違う点かな)、ホリデーチップ的な西洋の文化と中国の伝統の混ざる香港ならではなのかもしれません。興味深くも、ちょっとそわそわするシーズンです!
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