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②辞書引きマスター学習法

次は、中部大学の深谷圭助教授が提唱する言語学習法で、付箋を大量に貼った辞書の写真をご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?

「面倒だけど、調べなきゃ」を脱却して、まずは、知っている単語から辞書に親しみ、正しく語彙を理解していくことで、ひいては、正しく知りたい情報を手にいれる「情報リテラシー力」を高めていくことを目的としたもの。

例で分かりやすかったのが、「山形は、米作が『盛んである』」というのは、「米の生産高が全国で1位」という意味ではない、というもの。その言葉の意味の違いを理解してこそ、豊かな学習につながる、というのには大いに賛同しました。

発端は、先日、友人に誘われ、品川で開催されたワークショップに娘と参加したこと。思いの外、娘がハマったので、毎朝10分間2人で辞書を開く時間を作ることにしました。(娘は国語辞典、私は、英英じゃないのがお恥ずかしいのですが、とりあえず家にあったジーニアス英和を使用)

実際にやってみて、
▶︎辞書を開くことに抵抗がなくなること
▶︎知っているかどうか?という観点から辞書を読むことで、知らない単語に意識が向くこと
▶︎知っている単語のニュアンスに敏感になってくること

の効果は確かにあるな、と感じました。

辞書は、ピンクということで、こちらに^^付属のシールでデコレーションできる、というので、テンションが上がるというおまけ付きですが、ジーニアスと同じめくりやすいサイズ、例文が多いところが使い勝手が良いかと思います。

ところで、ワークショップでは、この勉強法を小学校から取り入れ、国内の学校に通いながら、東大に合格し、現在、プリンストン大学に在学する女性からも直接お話を伺ったのですが、「楽しいと思うこと」を何よりも大切にされていたとおっしゃっていて。そもそもの<辞書が楽しい>と思える環境づくりについて、考えさせられました。

ちなみに、プリンストン大学に通う日本人在学生のBlog「プリンストン大学を知ってもらい隊」があるそう!こういったものは、夢があっていいですね!

 

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